N°0514 Sold* ミステリアス・チェーン ネックレス アンティークロングチェーン 100cm以上

こちらの作品は販売済となりました、ありがとうございました。

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フランスの希少な作りの19世紀初期のロングチェーンネックレスをご紹介いたします。
このアンティークジュエリーは、「ミステリアス チェーン」または「魔法使いのチェーン」と呼ぶ作りです。
さて、どこがミステリアスあるいは魔法使いなのでしょう?

それは、このチェーンは絶対に平らにならず、丸く巻いていたリボンをほどいた時のように、永遠に捻れ続けるからです。

それは当時ならではの手間のかかる作りからで、チェーンを作っているリングをセッティングする時に、リング1つ1つを、少しづつ角度を変えてセットしています。

1つのリング毎に宝飾師が熱を加えて18金をセットして行きますから、大変な作業が必要なチェーンです。
身に着けますと、表裏左右にねじれたチェーンは、一つとして同じ方向を向くリングはなく、そのおかげで陰影が出て、細いリングの一つ一つが輝き、立体的に見えます。
その様子は大変繊細で綺麗です。

長さは120cm、2重にしますと60cm、3重にしますと首に添う位置で40cmで、
大きめのチェーン通しがあるペンダントトップでしたら着けられます。

時計や他のジュエリーとも似合いますし、普段使いに、シンプルにチェーンだけを、シャツやセーターの襟元へ、揺れるように身につけるのが、フランス的なシックなお洒落、
無造作に着けると、繊細な作りの美しさが、ぎゅっと凝縮されているような魅力もあります。

(画像のトップ:非売品)

トップに、カメオやインタリオなどの古代を感じるペンダントをされるのも、古い彫刻とのコンビネーションが綺麗ですし、
宝石のジュエリーと組み合わせても美しいチェーンです。

このタイプのチェーンは、この様式のチェーンは、18世紀末から19世紀初期の、ナポレオン1世皇帝時代から王政復古期(※下記参照)に主に作られていました。その後は作られなくなりましたので、大変希少です。

いろんなスタイルのチェーンは、何種類持っていても使え、特にこのような凝ったネックレスは、身につけ方で、日常にフォーマルにと活躍してくれます。

フランスの古い時代のアンティークチェーンは、大人の方のためのジュエリーです。

◯ ナポレオン統領政府時代_フランス
1799年12月24日「革命暦第8年憲法」の布告、フランス革命の終結を宣言
1799年 ナポレオン第一統領となる。
フランス銀行の設立、通貨の発行、教育の統一、ローマ教皇との和解(コンコルダート)を実現しつつ信教の自由を継承し、経済と社会へ安定を与えた。
1804年3月発布のナポレオン法典は、ナポレオン自身が主に編纂し、法の下の平等、信仰や労働の自由、私的所有権の絶対と契約の自由といった、フランス革命の成果を固定させる世界で初めての民法典を作り、現在も民法の源泉となっている先進性のある法典であった。

◯ ナポレオン1世皇帝時代_第一帝政時代_ジョゼフィーヌ皇后_フランス
ナポレオン1世皇帝とは、1804年5月から1815年在位のフランス皇帝である。
ナポレオン・ボナパルトは1769年コルシカ島生まれのフランス貴族で、軍人となった後に数々の遠征で名声を高め、フランス革命後のパリで第一統領となり、フランス革命を終わらせる。その後1804年には国民投票で承認されたナポレオン1世皇帝として即位をし、英雄としてヨーロッパ大陸を統一するほどに君臨した。即位と同時にナポレオン自らが法の下の平等や自由を編纂した民法典「ナポレオン法典」を発布し、今もその原理はフランスの法律に生きている。1800年前後の時点では他国に先駆けた現代的な法典であり、天才的な指導力と人望を得たナポレオンの才能を示している。しかしロシア遠征から失脚し1815年に帝政が終わり、1821年にはセントヘレナ島で逝去した。
フランス革命の自由平等を実現する皇帝として人々の希望となり、ベートーベンが「英雄」を作曲したことが知られている。ナポレオン1世は自らを古代ローマ皇帝と位置づけ、この帝政時代に宮殿は古代のスタイルで整えられる。皇后ジョゼフィーヌは非常に贅沢な人物で当時のファッションリーダーで、ジュエリーやドレスなどの装いや室内装飾の趣味に秀でていた。古代ローマの白い布を巻きつけるトーガと呼ぶ装いや月桂樹の冠、、宮廷の古代彫刻、カメオ、インタリオのコレクション、古代ローマ時代の建築物や装飾品にインスピレーションを受けた様式が流行し、ルイ16世王時代からの、端正な美しさの新古典様式を踏襲した帝政時代様式が確立している。

◯ フランス王政復古時代_19世紀前期_シャルル10世王_ルイ18世_ルイ・フィリップ王
1814年のナポレオン1世皇帝の失脚後、1830年まで続いたブルボン王朝による立憲君主制。
まずルイ18世が復位した。ルイ18世は18世紀前期のルイ15世の孫で、兄はルイ16世、1755年にヴェルサイユ宮殿で誕生する。逝去後の1824年に弟のシャルル10世が続いた。シャルル10世王はマリーアントワネットとも仲良く、もっとも王らしい王と言われる。
1830年までの王政期には、18世紀のブルボン王朝様式やマリーアントワネット好み、中世、ルネサンス時代様式が復活し、ネオ・ゴシック、ネオ・ルネサンスといった工芸美術が流行する。1830年にはオルレアン王朝のルイ・フィリップ王が即位し1848年まで在位した。
一般には、1814-1848年を「フランス王政復古時代」と呼ぶ。

フランス 19世紀初期
素材:18金
サイズ:L120.0cm W0.29cm
Sold*

France Early19th century
Rear: 18K Gold
Size: L120.0cm W0.29cm
Sold*

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