N°1185. Sold* ロングネックレス 18金製 ルネサンス貴婦人の袖・貝型装飾付ダブルチェーン
こちらの作品は販売済となりました、ありがとうございました。
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フランスの19世紀前期のロングネックレスをご紹介いたします。
1820~40年代のロングチェーンのネックレスで、全て宝飾師により作られており、現存は少ないジュエリーの一つです。
長さは70cm、ダブルチェーンのつくりです。
このソートワールの魅力の一つ、それは飾り付きの留め具と、移動する飾りパーツがあることです。
留め具は、リングを持つ手型と19世紀ならではの形式の開閉パーツです。
手の部分はこのように、ルネサンス時代の貴婦人のドレスにあるような、ふんわりと膨らんだ袖口と手が、古い扉の彫刻のある取手を持っているデザインです。
素晴らしいのは、取手を持つ手が上下に動くことです。
手の内側にバーを通し、取手を持つ手が上下に動くように作ってあります。つまり、本当に手が取手を持っているようにつくってあるのです。
このつくりのおかげで、着けた時にしなやかに揺れます。
このソートワールの作られたロマン主義時代は、ブルボン王朝の王政復古期で、17~18世紀の王朝時代様式が復古したため、このようなロカイユや、王朝風の膨らんだ袖口のドレスの形が宮廷で流行しました。
飾りパーツはどれも、表面を彫金師が袖口や手の表情、取手の文様を彫金して文様を際立たせるよう仕上げています。
ロマン主義時代の手型とロカイユの飾りの、18金製アンティークロングネックレスです。
フランス 19世紀前期
素材: 18金
サイズ:L70cm
France, early 19th century
Material: 18k Gold
Size: L70 cm