N°0374 ルイ15世王時代のブルーギヨシェ/アンティークリング

フランスの1700年代中頃のアンティークジュエリーをご紹介致します。
王の青、ロイヤルブルーのギヨシェエマイユに、ダイヤモンドで飾ったルイ15世時代の指輪です。
ギヨシェエマイユの中央には、フランス王家の「フルール・ド・リス(百合の紋章)」を十字形に、間に星を象徴する4石のダイヤモンドを配したモティーフがセットしてあります。

18世紀のアンティークリング ロイヤルブルーのギヨシェエナメル

この指輪のロイヤルブルーのギヨシェ・エマイユの「ギヨシェ」とは、金属の土台に細かい文様を浅く線刻した上に、色付きの透明エナメルを施す技法です。
エナメルから下の文様が透けて見え、モアレ織物のように光を反射して輝き、特にさまざまな文様があるのはアンティークジュエリーならではの技法と言えます。
ギヨシェ・エマイユは、19世紀から20世紀初めのジュエリーに見られることが多いのですが、この指輪の時代の18世紀には、文様は宝飾師によって手で彫っていましたので、ギヨシェがある18世紀のジュエリーは少なく、当時でも宮廷クラスの大貴族しか身につけられませんでした。

ギヨシェ・エマイユのフレームは、18金製で粒状とスカラップ状の彫金を施してあり、その外側は、銀フレームにダイヤモンドが縁取っています。
側面には、中央のモティーフと同じ「フルール・ド・リス(百合の紋章)」と2石のダイヤモンドを飾り、線彫りを入れたリングへ続いています。

後面にはルイ15世王のシンボル「太陽の光」を表す放射状の彫金があり、このような彫金様式は1700年代中期のルイ15世王時代の特徴です。

渦巻く放射状の彫金も、ギヨシェと同じく宝飾師による手彫りです。
機械の無い1700年代に、均一に綺麗に揃えて彫金している高い宝飾技術をもつ宝飾師が宮廷の人々の専属であったことがわかります。

ロイヤルブルーはフランスの王の色として、正装や王冠、ジュエリーやインテリアなどの装飾品に使われてきました。

ロイヤルブルーは特別な色で、語源の「ロイヤル」はフランス王のことを示し、1700年代のルイ15世王の寵姫マダム・ド・ポンパドゥールが愛したセーブル磁器の青「ブルー・ド・ロワ ー王の青」または「天上のブルー」と呼ばれ、今でもセーブル磁器のシンボルカラーです。

ポンパドゥール侯爵夫人 ブーシェ画 1756年 ミュンヘン・ピナコテーク蔵

 

当時はメンズジュエリーであることが多く、現代でも男性が着けられるのも素敵なブルー・ロワイヤルのアンティークジュエリーです。

※ ギヨシェ・エマイユ
「ギヨシェ」とは、金属の土台に細かい文様を浅く線刻した上に、色付きの透明エマイユ(エナメル)を施す技法。
文様は直線、放射状、同心円、波型などの幾何学模様が基本で、いくつかを組み合わせる場合もある。
エナメルから下の彫金文様が透けて見え、モアレ織物のように光を反射して輝き、特にさまざまな文様があるのはアンティークジュエリーならではの技法である。

フランス 18世紀中期
素材:18金・エマイユ・銀
サイズ:L2.3cm x W1.7cm
リングサイズ:19
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Ring
France, mid-18th century
Material: 18K Gold, Enamel, Silver
Size: L2.3cm x W1.7cm
Ring size: 19
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