N°1220 デュオニュソス神・モレッリ ブローチ/ アンティークカメオ

フランスのナポレオン1世皇帝時代、1800~1815年頃のアンティークジュエリーをご紹介致します。
カメオを18金製フレームへセットしたブローチです。
カメオは当時の皇帝御用達の彫刻師「ニコラ・モレッリ(1771-1838)」の作です。
モレッリは、ローマ出身でナポレオン皇帝一族をはじめローマ法王やオーストリア宮廷からの注文を受け、後世にも大きな影響を与えた彫刻師です。
古代ギリシャやローマ時代の彫刻に精通し、ギリシャ神話の神々を得意とし、素晴らしい作品を残しています。

マラカイトカメオブローチアンティークジュエリー

このカメオはマラカイトへ彫られ、
モティーフは「デュオニュソス」で、古代ギリシャ様式の彫刻です。
フレームは18金製で、カメオと同じ古代ギリシャ様式です。
デュオニュソスは、ギリシャ神話の豊かさと葡萄酒の神で、

デュオニュソスとパンテール スパルタ遺跡美術館

 

神々の王ゼウスとテーバイの王女セメレーの息子です。
このカメオは頭部に葡萄と蔦、

衣服にはシンボルの一つ「豹」を飾り、

パンテールに座るデュオニュソス ナポリ美術館

 

先に松かさがついた「テュルソスの杖」を持っています。
この艶やかで凹凸の綺麗な表面仕上げをご覧下さい。

モレッリ以前、マラカイトにカメオを彫れた彫刻師はいませんでした。
なぜなら、マラカイトは柔らかい石で凹凸を際立たせて彫るのがとても難しく、どんな彫刻師も、技術的に確立できていなかったからですが、それをモレッリが作り上げました。

モレッリは初のマラカイトの彫刻師で、当時は王侯、皇帝の位だけが身につけていました。
1820年以降、モレッリ以外の彫刻師によりマラカイトのカメオが登場しますが、それまでは無かったのです。

モレッリは、フランスのナポレオン1世皇帝(在位1804-1815/生誕1769~1821)、ロシア皇帝アレキサンドル1世(在位1801~1825/生誕1777-1825)の2皇帝の専属彫刻師でした。

特にこのマラカイト・グリーンは2人の皇帝のシンボルカラーで、マラカイトのカメオはフランスとロシアの宮廷の専属色でした。
後面のピンは縦にセットしてあります。

カメオ下部にモレッリのサインがあり、どの角度から見ても、クラシックな美しさを彫ったカメオです。

フレームのギリシャ神殿にある珠を連ねたデザインは、カメオを引き立てています。
古代から葡萄は、命に必要な水分を作るワインの元として、人々に高揚感を与えた豊穣のシンボルでした。
この微笑みのデュオニュソスは、古典的で美しい表情が魅力のカメオです。

美しい新緑の頃を思わせるマラカイト・グリーン、宝石全てに言えますが、地球が作った見事な天然色が魅力です。

緑は古代から、生命の輝きのシンボルで、躍動感や若さを感じる色です。
美しいグリーンが、身につけるとより引き立つアンティークジュエリーです。

フランス 1800-1815年頃 / ナポレオン1世皇帝時代
素材: マラカイト・18金
サイズ:L5.2cm x W4.2cm
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Cameo brooch
France c. 1800-1815
Material: Malachite , 18K gold
Size: L5.2cm x W4.2cm
Price : Please contact us ▽

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