N°0683 Sold* マルス神 インタリオ付指輪 

こちらの作品は販売済となりました、ありがとうございました。

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古代のインタリオをセットした19世紀初期の指輪をご紹介いたします。
古代文明のひとつ「エトルリア」のインタリオで、マルス神を陰刻しています。
リングは18金製で、フランスで19世紀初期のナポレオン1世皇帝時代に、インタリオをセットし指輪に仕立てられました。

インタリオのマルス神は、古代ローマ神話で武勇と農耕の神として重要視され、勇敢な戦士、青年の理想像としてローマ初期から崇拝しています。
3月を「マルス、マーチ」と言いますが、これは厳しい冬を過ぎ、気候が良くなり農耕と進軍が始まる時期のため、守護神マルスの名をつけたからです。

古代エトルリアは、今のイタリア半島中部に紀元前8世紀から1世紀にあった都市国家群で、独自の文化を持っていました。
紀元前4世紀頃からは、一部がローマの支配下に入る、初代ローマ王の一人はエトルリア人であったなど、文化や交易で古代ローマとのつながりも深く、このインタリオは古代ローマの影響を受けた時代の「マルス神」です。

このマルス神は、盾や槍を置き、勝利のシンボルである敵の兜を手に持った、穏やかな休戦期の座った姿です。
これは「平和と豊穣」を示しています。

インタリオはオープンセッティングで、リングは線状の彫金を入れ、インタリオのフレームはダブルに、

両脇を矢じり型のモティーフを2本のバーで囲んだデザインに仕上げています。
19世紀初期のナポレオン1世皇帝時代の古典様式の、シンプルで重厚な作りです。

アゲートはまるで蜂蜜のようなとろりとした色彩と質感で、そのうえ透明感があります。
光を通しますと自然の作った見事な色層の濃淡が見えてきます。

正面は縦20mm、幅18mmのサイズです。
アゲート層の美しさや、空間をたっぷりと取った陰刻は、古代ローマの守護神であったマルス神の豊かさや平和のシンボルのインタリオ付アンティークリングです。

インタリオ:古代エトルリア 
指輪:フランス 19世紀第一四半世紀
素材:アゲート・18金
サイズ:L2.0cm W1.8 cm
リングサイズ:12-13 
Sold*

Intaglio: Ancient Etruscan 
Ring: France, first quarter of the 19th century
Material: Agate, 18K Gold
Size: L2.0 cm W1.8 cm
Ring size: 12-13
Sold*

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