N°0694 Sold* P.L.ダセット作 – 聖母マリア 18金彫金プリカジュール アンティークペンダント

こちらの作品は販売済となりました、ありがとうございました。

◆・◇・◆・◇・◆・◇・◆・◇・◆・◇・◆

フランスの1900年代初期の、聖母マリアのアンティークペンダントをご紹介いたします。
直径27mmのメダイユは18金製で、マリア像はフランスのメダイユ作家「ダセット - P.L.DASSET」作で、光輪は水色とロイヤルブルーのプリカジュール・エマイユ(※下記参照)です。ロワイヤルブルーの部分は、メダイユの表裏ともに、表面張力で盛り上がった水滴のように盛り上がった作りです。

下の裏側の画像でもふっくらとした青いプリカジュール・エマイユが見えますが、盛り上げるためには独自のテクニックが必要で、作家が焼成して作る時にできる特有のすりガラスのような部分もあり、一般的には平たいエマイユが多く、希少なエマイユ技法を使っているメダイユです。
後面には、「1er JUIN 1924 〜1924年6月1日」「M.A.G」のモノグラム、メダイユ作家のサイン「P.L.DASSET」の彫金があります。

縁取りは天然真珠で、真珠を金線で連ね、8カ所をフレームの突起した丸いパーツへ金線を通しセッティングしています。
チェーンの長さは36.8cmで、紡錘形の線彫りをつけたパーツと天然真珠です。

細かいところまで凝った技法を使ったペンダントで、チェーンとのデザインも綺麗なアンサンブルです。

光を受けて輝く透明のロイヤルブルーや水色、艶やかな天然真珠と18金の色彩バランスも魅力的な、フランスのアンティークペンダントです。

※ プリカジュール・エマイユ 技法_細工

土台に金属を使わずに、カットした金属板やフレームの内側へ半透明のエマイユを施して焼成する七宝技法の一つ。日本では「省胎七宝」と呼ばれており、光を通すステンドグラスのような仕上がりになる。「プリカジュール」とはフランス語で「光を通す」意味であり、フランス語の宝飾用語である。小さなフレームサイズの場合は、台座を用いないで仕上げるが、大きなフレームの場合は、台座の代わりに雲母を使い焼成後に取り外す、または金箔を裏張りし焼成後に取り外すといった技術を用いる。小さなミスやエマイユの膨張、温度差や量などで焼成する際に簡単に破損するため、非常に高度な技術と経験が必要なエマイユ技法である。15世紀頃のイタリア、ルネサンス時代に完成した七宝技法である。

フランス 1924年
メダイユ作家:P.L.ダセット DASSET
素材:天然真珠・プリカジュールエマイユ・18金
メダイユサイズ:L3.5cm W2.7 cm
チェーンL36.8cm 
Sold*

Medallion Pendant
France 1924
Material: Natural pearls, Enamel, 18K gold
Medallion size: L3.5cm W2.7cm
Chain L36.8cm
Sold*

お問い合わせ

一覧に戻る

ページの先頭へ