N°1121 シャルル10世王時代 18金製フランスアンティークネックレス

フランスの希少な19世紀前期の、18金製アンティークネックレスをご紹介いたします。
1815~1820年代のフランス王政復古期と言われる、シャルル10世王時代(*下記参照)のアンティーク ジュエリーで、当時ならではの、細やかなデザインと作りも希少なネックレスです。
長さは49.5cm、着けますと下の画像くらいの感じです。

(イメージ画像)

 

このネックレスの素晴らしいところ、
それは全て宝飾師が手作業で作った飾りモティーフを、線彫りをつけた幅のあるリングで、一つ一つを繋ぎ合わせていることです。

幅は8mm(丸い部分から丸い部分まで)、拡大しますと、その作りが見えてきます。

さて、どのような作りになっているのでしょうか。

もっと拡大しますと、六角形+丸の飾りモティーフを六角形の一辺を重ね、幅のある線彫り入りリングでセットし連ねているのがわかります。

モティーフの端は丸く仕上げてあり、肌当たりや引っ掛かりが無く、幅のあるリングによるセットで、各モティーフがしなやかに動きます。

その精緻な技術は、全て宝飾師による作りで、フランスのアンティークジュエリーならではです。
側面から見ますとこのように、ダブルフェイスのように表裏は同じ作りで、着けた時に揺れて、裏面が見えても綺麗なのです。

また、18金は少し薔薇色がかったローズゴールドで、イエローゴルドほど黄色くなく、ピンクゴールドほどの赤味は無い、フランスの19世紀の、他にないデリケートな印象の、18金ローズゴールドであることも魅力のひとつで、柔らかい色と控えめな輝きが、お顔を明るく見せてくれます。

留め具はこちら、差し込みシステムのボックス型で、しっかりと留まり、凸パーツにはフランス18金刻印と、宝飾工房刻印(工房名不明)があります。

裏側から見た留め具、このように、ボックスの中へ凸パーツを差し込みますが、ボックスの表側には、ネックレスと同じ六角形のモティーフがセットしてあり、開閉パーツを留めますと、表から見ると開閉部分のボックスは隠れてしまいます。

つまり、下の画像のように、留め具が見えなくなり、飾りモティーフがぐるりと連なり、着けますと、お首の後ろ側も綺麗という仕上がりです。

19世紀 アンティークチェーン 18金製 ネックレス フランスアンティークジュエリー

繊細な煌めきのアンティークネックレスは、エレガントにも、下のように日常のニットやシャツにさりげなく着けられても素敵です。
1815~1820年代の王政復古と言われるシャルル10世王時代のジュエリーは、現存が数少なく、作りもアンティークジュエリーならではの18金製ネックレスです。

(イメージ画像)

 

このようなネックレスは、時計や他のジュエリーとも似合いますし、普段使いに、シンプルにネックレスだけを、シャツやセーターの襟元へ、揺れるように身につけるのが、フランス的なシックです。
また無造作に着けると、繊細な作りの美しさが、ぎゅっと凝縮されているようなさ魅力もあります。

いろんなスタイルのチェーンネックレスは、何種類持っていても使え、特にこのような凝ったネックレスは、身につけ方で、日常にフォーマルにと活躍してくれます。
大人の方のためのフランスのアンティークネックレスです。

◯ フランス王政復古時代_19世紀前期_シャルル10世王_ルイ18世_ルイ・フィリップ王
1814年のナポレオン1世皇帝の失脚後、1830年まで続いたブルボン王朝による立憲君主制。
まずルイ18世が復位した。ルイ18世は18世紀前期のルイ15世の孫で、兄はルイ16世、1755年にヴェルサイユ宮殿で誕生する。逝去後の1824年に弟のシャルル10世が続いた。シャルル10世王はマリーアントワネットとも仲良く、もっとも王らしい王と言われる。
1830年までの王政期には、18世紀のブルボン王朝様式やマリーアントワネット好み、中世、ルネサンス時代様式が復活し、ネオ・ゴシック、ネオ・ルネサンスといった工芸美術が流行する。1830年にはオルレアン王朝のルイ・フィリップ王が即位し1848年まで在位した。
一般には、1814-1848年を「フランス王政復古時代」と呼ぶ。

フランス 19世紀第二四半世紀
素材: 18金
サイズ: L49.5cm W0.8cm
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Necklace
France early 19th century
Material: 18K gold
Size: L49.5cm W0.8cm
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