N°0888 祝勝の冠 古代インタリオペンダント/アンティークジュエリー

稀少な古代のインタリオ(陰刻)をご紹介致します。
稀少な理由、それはまず使われている石のラピスラズリ、そして彫りの絵にあります。
ラピスラズリは堆積層から出来上がった複数の鉱物が混ざり合い、内部に金を含んだ石で、現在のイランからアフガニスタン近辺に連なる山脈にある鉱脈から採掘されていました。
このインタリオでも金粒が層になっている部分が見えます。

古代ラピスラズリ彫刻インタリオのアンティークジュエリー
この石の歴史は古く、人間が最初に宝飾品へ使った石として、
数千年の昔の古代メソポタミアのバビロンの王国やペルシャ王朝時代から、植物や動物といった自然の中には普通は無い色「青と金」を王や高位聖職者達が特別なパワーを持つ石として珍重し、天空と星のシンボルとされ神々に捧げていました。

そんなラピスラズリの歴史は、その後に古代ギリシャ、ローマからヨーロッパへと伝わり、高貴な石として、王侯貴族達に好まれました。
また、この石は層はカッティングをするだけでも困難で、石の性質を良く知る熟練の彫刻師でないと扱えません。
天然で鮮やかな青の石自体も少なく、ラピスラズリを使った作品は、ヨーロッパの美術品の中でも最も価値の高いものの一つとされています。

古代から高貴な人々、特に男性用の装飾品に使われ、ヨーロッパのルネサンス時代には、豪華王と言われたメディチ家の所蔵品にもラピスラズリのオブジェにも見られますが、世界の歴史的な宝飾品を見渡しても、現在のイランからアフガニスタン近辺の鉱脈のラピスラズリは大変少ないのです。


インタリオのモチーフは勝利を祝う天使が将軍へ、月桂樹の冠をかぶせようとしている図です。
古代ローマ時代の鋼鉄の甲冑や編み上げ靴、マントに身をつつみ、槍や弓を持っています。
一人は装飾をほどこした玉座へ座っています。
古代ローマ時代のインタリオでも縦44mmという大きなサイズのものは非常に珍しいものです。

フレームは18金製で18世紀にフランスで作られました。
余計な装飾の無いエレガントな古典様式のフレームで、縁取りに線彫りが施してあります。

当時はコレクションとしてキャビネ・ド・キュリオジテ(驚異の部屋)へ飾られ、主に男性が身につけましたが、古代哲学や歴史を知っていた高貴な階級の女性が知性を示すために着けることもありました。

ラピスラズリ・インタリオ 16世紀 ルーヴル美術館蔵

 

パリのルーブル美術館には、当ギャラリーのアンティークジュエリーのこの古代のラピスラズリのインタリオを模倣した、ルネサンス時代に作られた作品が保存されています。
天空の青と黄金の光、そして祝勝のインタリオのアンティークジュエリーです。

インタリオ:古代ローマ皇帝期 
フレーム:フランス 18世紀 
素材: ラピスラズリ・18金
サイズ:L4.4cm x W3.7cm x D0.5cm

Pendant
Intaglio: Ancient Roman Emperor period
Frame: France 18th century
Material: Lapis lazuli, 18 gold
Size: L4.4cm x W3.7cm x D0.5cm
Price : Please contact us ▽

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