N°0752 Sold* 18世紀のアクアマリンアンティークリング

こちらの作品は販売済となりました、ありがとうございました。

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大変珍しく、ミュージアムピースのアンティークジュエリーをご紹介いたします。
18世紀のポルトガル王国またはスペイン帝国時代の指輪で、金と銀のフレームに、ファセットをつけたアクアマリン

を敷き詰めたデザインです。

当時、アクアマリンは未だ発掘が少なく数少ない宝石で、このアンティークリングのように石の色を揃えるのは難しく、当時の王侯貴族だけのジュエリーでした。

アクアマリンは銀フレームでのセッティングで、粒飾りのある縁取りとリング部分は金製で、リングの両脇には百合の紋章型の透かし飾りがあります。

百合の紋章はフランス王家のシンボルですが、18世紀はフランス・ブルボン王朝の血縁がスペイン王となり、スペイン・ブルボン王朝が始まりました。そのため、イベリア半島のポルトガル王国とスペイン帝国は、政治上では分かれていますが、ともにフランス文化の大きな影響を受け、装飾にも百合の紋章を使うようになりました。

リングの側面には細かな彫金があり、裏面はカーブをつけて指に添う形に作ってあります。

アクアマリンの淡く柔らかな石の色に合う、繊細なデザインと宝飾技術で作られたアンティークリングです。

ルーブル美術館の建物の続きにあるパリ装飾美術館のジュエリー部門には、下の画像の、ジュエリーの時代性とデザインが似通った18世紀の指輪の展示があり、ポルトガルの首都リスボンにあるグルベンキアン美術館のジュエリー部門にも同様のスタイルのジュエリーを保存しています。

18世紀の指輪 パリ装飾美術館蔵 / 18世紀のドレス フランス

ポルトガル王国またはスペイン帝国 
18世紀 
素材:アクアマリン・金・銀
サイズ:L2.4cm W2.1 cm
リングサイズ:13.5
Sold*

Ring
Portugal or Spain 18th century
Material: Aquamarine, Gold, Silver
Size: L2.4cm W2.1cm
Ring size: 13.5
Sold*

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