N°1519 Sold* 18金製彫金アンティークウオッチチェーン

こちらのウオッチチェーンは販売済となりました、ありがとうございました。

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フランスの19世紀中後期のアンティークチェーンをご紹介致します。
ナポレオン3世皇帝時代のウオッチチェーンで、全て宝飾師による作りの18金製で、チェーンの長さは33cm、2つの移動式飾りパーツがセットしてあります。

フランスの18金製アンティークウオッチチェーン

飾りパーツは高さ17mm、幅13mmで古代の壺型で、全体に宝飾師による彫金を施してあります。
彫金は古代ギリシャ時代の建築にある文様で、上下の縁取りに縦の線状、中央のふくらみのある部分には、シメントリーに葉や珠、蔦を彫金しています。
現在は存続していない工房名は不明ですが、当時の工房刻印があります。

この飾りパーツは、ジレ(ジャケットの下に着るベスト)に着けた時に下げる位置によって移動し(手での移動は自由ですが、3本のチェーンの太さに合わせてあり、滑りすぎず、手で移動させた位置あたりには止まります。)、彫金のきらりと光る様子が見え隠れする魅力的な存在です。

チェーンは3本をセットしてあり、19世紀ならではの「シェヴロン」と言われる様式です。
「シェヴロン」とはフランス語で杉のことで、ツィードの杉織と同じでV字型が連なったデザインです。
このチェーンは表裏が無く、360度どこからみても「シェヴロン」型で、まるで立定的な組紐のような作りです。

全て宝飾師によりハンドメイドで作られており、フランスのアンティークチェーンの中でも高度な技術と金の重量が必要なため、当時でも王侯貴族たちの注文する質の高い宝飾品に見られます。
3本をセットしていますので、着けると揺れる感じも素敵です。

ウオッチチェーンの基本的な使い方は、大きなリングの方を懐中時計用チェーン用のホールやループのあるジレ(ベスト)やジャケットへ通し、反対側の鉤型に懐中時計を付け、時計はポケットへ入れます。

紳士のモードの世界では、アンティークのチェーンや懐中時計に合わせて、洋服をオーダーするのも楽しみの一つになっています。
また、ジレはクラシックにジャケットの下だけでなく、コートの下にジャケット無しで着るのもお洒落ですね。

また、アンティークのチェーンには、懐中時計だけでなくフレーム付インタリオをつけて、ポケットに忍ばせて、インタリオやアミュレット・ジュエリー(お守り)のコレクションを披露した素敵な紳士もいらっしゃいます。

凝った作りのチェーンは、女性が使うのも素敵です。

フランス 19世紀中後期
素材: 18金
サイズ:L33.0cm
装飾モチーフサイズ:L1.7cm s W1.3cm
*Sold

Watch chain
France, late 19th century
Material : 18K Gold
Size : L33.0cm
Motif size : L1.7cm x W1.3cm
*Sold

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