LouvreAntique 通信 vol.57
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今回は、アンティークブローチと、珍しいカメオをご紹介いたします。
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Bavards de Paris - パリ閑話
パリオリンピックも半ばを過ぎて、どの選手も超人にしか見えないこの頃です。
さて今回の聖火台は気球というのは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
気球は市内中心部のルーヴル美術館前のチュイルリー庭園の、背景はコンコルド広場、その向こうはシャンゼリゼ大通りと凱旋門という歴史的な場所に設置してあります。
実は熱気球は、1783年にフランス人のモンゴルフィエ兄弟が発明し、ロベール夫妻によって世界で初めて、40万人が見守る中、今回のオリンピック聖火台の気球と同じ場所から浮き上がりました。
18世紀に見守った40万人の中には、フランス国王「ルイ16世」とマリーアントワネット王妃もいました。
18世紀当時は、上空には空気が無いと思われており、初の気球は危険物でしたから、ルイ16世は、そばのチュイルリー宮殿の窓から眺めたそうです。
今回の聖火台になった気球は、オリンピック期間中の日暮れから夜中の2時まで、設置台から高さ60mまで浮かび上がります。
チュイルリー宮殿は、その後の革命で破壊され今はもうありませんが、21世紀の今日、気球が浮かぶ瞬間を見ようと、毎夜1万人を超える人々がここに集まっています。
飛行機が発達しても、気球はロマン飛行。
夢ある「気球」モティーフを集めるアンティークコレクターの方もいらっしゃるのもうなづけます。
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猛暑も折り返し地点でしょうか。
くれぐれもお身体おいといくださり、健やかな夏をお過ごしください。
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