N°1047 Sold* ショーメ 百合の紋章ブローチ / アンティークジュエリー

こちらの作品は販売済となりました、ありがとうございました。

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フランス、ショーメのアンティークジュエリーをご紹介いたします。
1900〜1910年頃の作で、百合の紋章型のブローチです。
フレームはプラチナ製で、透かしの中央と左右の位置には、計14石のダイヤモンドがセッティングしてあります。

ショーメのダイヤモンド製アンティークブローチ

珍しいのは、プラチナをジュエリーに使い始めたごく初期の作で、19世紀の宝飾技法を踏襲しているジュエリーであることです。
表からは見えませんが、裏面のセッティングに18金が使われている部分があり、
1780年創設のメゾン、ショーメならではの宝飾技法の歴史の流れがわかるジュエリーです。

周囲も全面にダイヤモンドのセッティングがあり、百合の紋章そのものがダイヤモンドで輝いています。

ここで百合の紋章について少し追記しますと、
一般的にはフランス王家の紋章として知られていますが、歴史は古く、既に古代エジプトやビザンティン美術にも発見されています。
ユリの花は光、無垢、聖母マリアのシンボルでもあり、イタリアルネサンスの都市、フィレンツェにも型違いがあります。

フランスの伝説には、クロヴィス王が、キリスト教の洗礼を受けた時に、百合を選んだことからフランス王家の紋章となったと伝わっています。

フランス王家が公式に百合の紋章を使うのは12世紀以降ですが、フランスの基礎を築いた8〜9世紀のフランク王国のシャルルマーニュ(カール)大帝は白貂のマントへ百合の紋章を付けていました。

シャルルマーニュ大帝 A.デューラー作 1512年 ゲルマン国立博物館蔵

 

ユリの花の美しさとさまざまな伝説をもつモティーフの上、歴史の中で生き続けたモティーフはバランス的に美しく、ジュエリーデザイン的にも完成されています。

1800年以降、ナポレオン1世皇帝、フランス王家の御用達であったショーメならではのシックな印象のブローチですし、男性が着けられるのも素敵なアンティークジュエリーです。
百合の紋章についてこちらのコラムもご覧下さい。
n.7 百合の伝説 フルール・ド・リス I
n.8 ベルエポックで フルール・ド・リス II

◯ ショーメ Chaumet ジュエラー_宝飾商
1770-80年頃にマリ=エティエンヌ・ニト(1750-1809)によりパリで創業。ナポレオン1世皇帝の宮廷の御用達ジュエラーとなる。革新的でデザインの美しいジュエリーを得意としたショーメは、皇后ジョゼフィーヌを筆頭とした宮廷の貴婦人のためにジュエリーを作り、フランスだけでなく、オーストリアのハプスブルグ家の御用達にもなる。
ニトの後、息子のフランソワと、エティエンヌ・ルニョ・ニト(1779-1853)が、その後も息子のジュールとジャン・バティスト・フォサン(1786-1848)が引き継ぎ、フランス、オーストリア、イングランド、イタリア、スペインなどのヨーロッパの各時代の各国の宮廷ジュエラーとして活躍し、王侯貴族階級を顧客年、式典用の豪華なティアラを創作している。
1862年にジャン・プロスペル・モレルが経営権を取得し、1874年に娘婿でパートナーのジョゼフ・ショーメ(1854-1928)がメゾンを引き継ぎ、現在のメゾン名「ショーメ」となった。本店はパリのヴァンドーム広場12番地で、現在もメゾンは続いている。

ショーメ・パリ
フランス 1900-1910年頃
素材:プラチナ・ダイヤモンド ・18金(WG)
サイズ: L5.6cm W4.0cm
Sold*

Brooch
Jeweler: Chaumet Paris
France, circa 1900-1910
Material: Platinum, Diamond, 18K Gold(WG)
Size: L5.6cm W4.0cm
Sold*

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