N°0671 リェール 蔦の葉と果実紋メダイヨン18金製アンティークネックレス

フランスのベル・エポック期(※下記参照)、1900年-1910年代のネックレスをご紹介いたします。
18金製で、全て宝飾師が彫金により作り上げたアンティークジュエリーで、長さは42cm、モティーフは「リェール」です。
「リェール」とは、フランス語で「西洋木蔦(英:アイビー)」のことで、蔦の葉と果実を、彫金で作ったジュエリーです。

リェール 蔦の葉と果実紋メダイヨン彫金ネックレス_18金製フランスアンティークジュエリー

モティーフを詳しく見てみましょう。
中央のメダイヨンは、リングの上へ葉を十字型に配置し、真ん中でクロスした茎の背景には、槌打ち技法により、細かい地模様をつけています。

メダイヨンを拡大しますと、本物の葉のように凹凸感をつけ、葉脈はまるで筆で描いたように彫刻し、葉の表面は、槌打ち技法で軽い艶消し状に仕上げています。
この軽い艶消し仕上げは、まるでシルクサテンのような抑えめの品のある艶感を出すことから、サテン生地を指す「サティネ」と呼んでいる彫金技法です。

ネックレスのチェーン部分もメダイヨンと同じ作りで、トップから左右に4つ目までは、
半円型モティーフへ3枚の葉飾りをつけ、続いて後ろ側の留め具までは、半円型リングへ新芽と実で飾っています。
全ての半円型モティーフは、トップのメダイヨンから留め具まで、大から小へのグラデーションサイズに作ってあります。

拡大しますと、メダイヨンと同じ彫金仕上げが見て取れ、半円型モティーフの艶感と、葉や実の軽い艶消し仕上げは、身につけると輝きに陰影が出て素敵です。

古代からヨーロッパでは、蔦は常緑のため、永遠と再生のラッキーシンボルとして、装飾品のモティーフに好まれています。
グラデーションのデザインと、透かしのモティーフは、身につけますと、下になる装いの色や、肌が見えますので、軽やかさがあります。

また、彫金によって質感のバリエーションが豊富で、アンティークジュエリーならではの、凝った作りを感じますし、調和の取れたグラデーションのデザインも美しいネックレスです。

普段使いに、シンプルにネックレスだけを、シャツやセーターの襟元へ、
18金製ですので、さまざまな時計や他のジュエリーとも似合いますし、他のジュエリーとの組み合わせで、日常にフォーマルにと活躍してくれます。

※ 着用イメージ

 

フランスの幸運のシンボル、蔦のアンティークネックレスです。

◯ ベルエポック_フランス
ベルエポックとは、フランス語で「美しき良き時代」の意味で、19世紀末から1910年代のパリを中心に花開いた文化芸術の時代を指す。
19世紀中頃のナポレオン3世皇帝時代から発展した産業革命によって、経済が隆盛し、パリへは世界中から富豪が集まった。その注文に答えるように芸術家、建築家、宝飾家、作家、研究者などが各分野で活躍の場を与えられ、都市文化が栄えるようになった時代。
1914年に第一次世界大戦が始まると沈静するが、その後の1920年代には復活し「レ・ザネ・フォル」狂乱の時代と言われるモダンな時代が始まり、「アール・デコ」スタイルに変化していく。

フランス 1900年-1910年代
素材:18金
サイズ:L42.0cm
メダイヨン:直径1.5cm
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France 1900-1910s
Material: 18K Gold
Size: L42.0cm
Medallion: 1.5 cm in diameter
Price : Please contact us ▽

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