アンティークジュエリー物語n.52
最新ファッションと
マダム・ベレッティーニ

フランスのファッション界では、顧客は100%女性ですが、メゾンのトップは男性というのが、ごく最近までの通例でした。

しかし2013年にフランスで初めて有名メゾンで女性のCEOとなり、大きなニュースになったのがこの女性、フランチェスカ・ベレッティーニです。
マダム・ベッレティー二がトっプになったメゾンは「サン・ローラン」、世界で有名なブランドですから、知らない人はないのではないでしょうか。


それから3年が過ぎ、あまりメディアには出ないマダム・ベレッティーニですが、2017年の春に「10億ユーロの価値の女性」としてジャーナリズムに大きく取り上げられました。10億ユーロは、円にすると200 000 000 000、トップに就任以降、改革に改革をつづけメゾンは大躍進、フランスのメゾンで女性初のトップとして、素晴らしい快進撃を続けているそうです。

そんなマダム・ベッレティー二の愛するジュエリーはアンティーク、

上の画像は今年3月のル・モンド誌より、滅多にジャーナリズムに出ないマダム・ベレッティーニが、ここで着けたのはナポレオン3世時代の18金のピアスに、19世紀から1900年頃と思われるダイヤモンドのリングでした。


シックな黒の装いに、凝った細工のピアスと、オールドカットのダイヤモンドの深い輝きが映えて魅力的です。

最近はショートヘアのマダム・ベレッティーニ、


サンローランのロックな感じの装いから、古き良きヨーロッパ的なクラシックな感じに、さりげない白シャツ姿も、


フランスのファッション界のトップで、沢山の物や最高の美意識を知り尽くしたようなマダムが選ぶのはアンティークジュエリー、
マダム・ベレッティーニのように、100年以上前のものを、モダンなモードと組み合わせも素敵ですね。

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