N°1476　天使カメオ・彫金と空色エマイユ アンティークブレスレット

フランスの1800年代前期のアンティークジュエリーをご紹介致します。
このブレスレットは18金製で、全体をダイヤモンドで装飾し、トルコブルーのエマイユを施してあります。

天使のカメオの後ろ面の18金フレームの部分には、「ボルドー　1828」の彫金があります。
ボルドーとは、フランスのボルドー地方のことで、1828年頃に作られた印です。

1828年頃はシャルル10世王の時代のブルボン復古王朝期で、ブレスレットには王朝のシンボル「百合の紋章」があります。

ブレスレットは、宝飾師による粒金彫金と、トルコブルーのエマイユを施した楕円形のフレームを交互にセッティングし、３つのダイヤモンドで表した百合の紋章を蝶番の位置に飾って連ね、作ってあります。

楕円形のフレームは滑らかに動くように一つ一つを丹念に作られたパーツでつないであり、身につけましても大変しなやかで着けやすいジュエリーに仕上げています。

天使のカメオもトルコブルーのエマイユをかけてあり、フランスの王朝文化の時代的ならではのアンティークジュエリーです。

トルコブルーと金、ダイヤモンドの白い輝きの組み合わせは、水色をはじめ、白、ベージュ、黒、茶系などさまざまな色に合いますので、装いに合わせやすいアンティークジュエリーです。