N°0026 17世紀アモルのカメオ ブローチ/アンティークジュエリー

1600年代中後期のカメオのアンティークジュエリーをご紹介致します。
このカメオはルネサンス後期の「エコール・ド・ボエーム」と呼ばれた北イタリア(ミラノあたり)からプラハにかけての文化圏の工房の作品です。
ブローチのフレームは19世紀初期に、フランスでこのカメオのために作られました。

17世紀のカメオアンティークジュエリー

カメオはアゲートに彫ってあり、モティーフはラテン語でクピドとも呼ばれる愛の神「アモル」です。
背景になる濃い蜂蜜のようなマホガニー色から象牙色、そして明るく透明感のある飴色の上層へ変化するアゲート層へ彫刻してあります。
翼や髪飾り、肩にかかる薔薇の花綱には、飴色の透明層を巧みに使い、陰影を出しています。

「エコール・ド・ボエーム」は、17世紀にミラノからプラハにかけての文化圏に、高度な技術を持ったカメオ工房が存在しました。
ヨーロッパの王侯貴族達が注文し、独特のカメオの様式があり、現在、プラハ美術館ではこの彫刻様式のカメオが保存されています。

フレームは、カメオをセットした内側には幾何学模様の線彫刻をし、外側のフレームとの間に空間を作り奥行きを出したデザインです。

外側のフレームは7本の線のあるリボンのような18金板を、縄編み状に交差した装飾があります。

フレーム全体の、十字の位置にはルネサンス様式の飾りがあり、ブローチピンは平行に付いています。

ギリシャ神話には、アモルと王女プシュケの物語があります。
プシュケはギリシャ語で「魂」のことで、アモルの「愛」が魂を求めるというお話です。
二人にはヴォルプタス(喜び)という娘が生まれました。
この神話は16世紀以降、芸術家達のインスピレーションを刺激し、たくさんの絵画や彫刻が残されています。

アモルとプシュケ ガスパーレ・ランディ作 1785年

 

カメオでは、アモルの母である美の女神、ウェヌス(ヴィーナス)のシンボルである薔薇の花綱を髪飾りと肩に飾っています。

カメオのアゲート層の色彩の美しさと、ルネサンス・スタイルのフランス製フレームが見事に合ったカメオのアンティークジュエリーです。

カメオ:北イタリア〜プラハ(エコール・ド・ボエーム)17世紀中後期
フレーム:フランス 19世紀初期
素材:アゲート・18金
サイズ:L4.7cm W4.0cm
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Cameo Brooch
Cameo: Northern Italy-Prague (Ecole de Boheme) Late 17th century
Frame: France Early 19th century
Material: Agate 18K gold
Size: L4.7cm W4.0cm
Price : Please contact us ▽

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