N°0354 オワゾー・ダムール 18世紀フランス開閉式アンティーク装飾時計

18世紀後期から1805年頃のフランスのアンティーク装飾時計をご紹介致します。
「オワゾー・ダムール 」とフランス語で呼ぶ鳥をモティーフにしており、「オワゾー・ダムール」とは、フランス語で つがいの鳥のことで、古来から愛のシンボルとなっています。

18金製で、鳥、矢、フレームは全て彫金で作り、鳥にはエマイユで色付けをし、矢にはグラデーション・サイズで天然真珠をセッティングしています。
後面は時計部分をロイヤルブルーのギヨシェ・エマイユを背景に、ラベンダーブルーと白のエマイユ、金彫金、天然真珠で飾り、上に向かう矢は、人を恋に落とす「キュピドンの矢」です。

時計は、2羽の鳥の中央を軽く押しますと、翼が開き、中から時計が現れます。ムーヴメントを巻くためのキーが付属しています。(画像は後日に掲載予定)
この装飾時計は、「 時を忘れ、離れることの無い2羽の鳥 」で、「 アムール 」(愛)と「 フィデリテ 」(貞節・誠実)のシンボルです。

このような装飾時計は、愛する人へのメッセージとして贈られました。
時計のムーヴメントは全てオリジナルを保っており作動はしますが、18世紀のムーヴメントで完璧に正確ではありません。
18世紀の貴族的な遊び心と、当時の素晴らしい技術が融合したアンティークオブジェです。

※ ギヨシェ・エマイユ 技法_細工

「ギヨシェ」とは、金属の土台に細かい文様を浅く線刻した上に、色付きの透明エマイユ(エナメル)を施す技法。
文様は直線、放射状、同心円、波型などの幾何学模様が基本で、いくつかを組み合わせる場合もある。
エナメルから下の彫金文様が透けて見え、モアレ織物のように光を反射して輝き、特にさまざまな文様があるのはアンティークジュエリーならではの技法である。

フランス 18世紀後期-1805年頃
素材:18金・エマイユ・天然真珠・機械式手巻き時計
サイズ:L7.4cm W 8.0cm
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Two bird decorative watch
France-late 18th century-c. 1805
Material: 18K gold, Email, natural pearl, mechanical hand-wound watch
Size: L7.4cm W 8.0cm
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