N°0439 ヴィーナス 古代ギリシャ様式 ハードストーン・カメオ アンティークペンダント

フランスの1830-1850年頃のカメオのペンダントをご紹介いたします。
カメオは、アイヴォリーと半透明の灰茶色層のアゲートへ彫ってあり、フレームは18金製です。

フレームサイズは縦5.1cm、幅4cmで、トップのチェーン用リングは縦9mmです。
カメオのモティーフは「女神ヴィーナス」で、古代ギリシャの彫刻に添った、古典的な様式です。

象牙色のカメオは厚み1cm、美しい天然アゲートの色層を、宝飾彫刻師が巧みに彫り上げています。

また、アゲートの象牙色のところには、わずかに淡い薔薇色や褐色を帯びた石層を含んだ部分があり、

そんな天然石の独自の色合いも、ヴィーナス女神にふさわしい優雅な印象があり、アンティークカメオならではの美しさを湛えています。

18金製のフレームは、このジュエリーの時代の1830〜1850年頃の、ルイ・フィリップ王様式で、洗練されエレガントな後期ルネサンス時代に影響を受けた装飾が特徴です。

フレームの一番外側の縁取りは、カーヴした三角辺と、半円型を交互にした形にカットし、磨きをかけて仕上げたうえ、

古代ギリシャ時代の建築にあるような幾何学文様と、縁取りの金彫金で飾ってあり、1-1.2mmの厚みがありしっかりとカメオを支えています。

ヴィーナスは、古代ギリシャ時代にはアフロディテと言い、その後の古代ローマ時代にはウェヌス と呼ばれた、愛と美、豊穣の女神です。
ルネサンス時代から19世記中期ごろにあったクラシック様式の装飾に多く見られます。

(ヴィーナス - ジョセフ・ノルキンズ 作 1773年 P.ゲッティ美術館蔵)

大変古い神様で、文明が起こった頃にはすでに地母神として崇拝の対象になっており、それがギリシャ、ローマ、ヨーロッパへ引き継がれました。

古代ギリシャ様式のカメオや、アゲートの色層、フレームの凝った装飾が、美しいアンサンブルを奏でています。
女神ヴィーナスの、優雅で豊かな印象をカメオに表現した作品です。


同時代のチェーンや、コード、リボンなどで身に着けられると美しい、アンティークのカメオペンダントです。
似合うアンティークチェーンはご紹介をいたせますのでお問い合わせください。

フランス 19世紀第二四半世紀
素材:アゲート・18金
サイズ:L6.0cm(トップリング含む) W4.0cm D1.5cm
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France mid-19th century
Material: Agate, 18K Gold
Size: L6.0cm W4.0cm D1.5cm
Price : Please contact us ▽

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