N°0377 装飾モノグラム アンティークロケットペンダント

フランスの19世紀中期のアンティークジュエリーをご紹介いたします。
18金製の装飾モノグラムをセットしたロケット式のペンダントです。
このペンダントの珍しいのは、楕円のロケットの部分全てがオニキスで作ってあることです。

まず、オニキスの塊をこの楕円形にカットし、ロケット部分をくり抜き、表面を研磨して艶やかに仕上げて作ってあります。
つまり、ロケット自体がオニキスになっているのです。

オニキスの表面には、ローズゴールドとイエローゴールドを組み合わせた18金彫金の装飾モノグラム「A」と「J」をセッティングしてあります。

ロケットのトップには、透かし彫金でルネサンス様式の植物文様があり、チェーンを通す部分は、凹凸の凹へ黒のエマイユを施して、オニキスと揃えてあります。
後側には、縁取りに細かい粒彫金をつけたロケット用の18金の扉があります。

縁の少し出たところを押し上げますと開きます。

下の画像は扉を最大まで開いたところで、ロケット内部は、高さ29mm 幅20mm 深さ3mmです。

19世紀当時は、手紙や髪、ミニアチュール等を入れて身に着けました。

オニキスと黒エマイユの素材の艶やかさ、宝飾師による陰影をつけた彫金飾りが映えるアンティークジュエリーで、18金製のアンティークチェーンやリボンなどで着けられると綺麗でしょう。

フランス 1850-1860年代
素材:18金・オニキス・エマイユ
サイズ:L6.5cm(チェーン通しL1.2cm) W3.2cm H1.1cm
ロケット内部サイズ:L2.9cm W2.0cm H0.3cm
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Pendant
France 1850-1860s
Material: 18K Gold , Onyx , Email
Size: L6.5cm (L1.2cm through chain) W3.2cm H1.1cm
Rocket inside size: L2.9cm W2.0cm H0.3cm
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