N°0170 ペンダント 18世紀 ルイ16世王時代 ダブルフェイス
フランスの1770年から1780年代の、ルイ16世王とマリーアントワネット王妃時代のハート型ペンダントをご紹介いたします。
不純物のほぼ見られない水晶である「ロッククリスタル」をカットし、トップには18金へ植物紋の彫金と青のエマイユの装飾とチェーンがあります。
片面には時計の文字盤、もう片面には彫金をつけた18金フレームへカーネリアンをセットしてあり、これは扉で内部は箱になっています。
時計の文字盤は白と黒のエマイユ製で、風防はふくらみのある水晶、18金の針、周囲は縄編み状とフラットのダブルフレームで、外側へ青のエマイユをつけています。
また香水瓶のように蓋を取り外しできるつくりで、蓋にも彫金と青のエマイユがあります。
しかし、時計の文字盤や香水瓶型は装飾であり、実際に使うものではありません。
18世紀当時、このペンダントは愛する人への贈り物でした。
時計は、
「あなたの胸元で揺れるよう、このペンダントを贈ります。私の心を込めて…、しかし時は過ぎ去ります。今、私を愛してください」
のメッセージです。
針が12時を中央に対称に差しているのはカップルを表しています。
鮮やかな紅いカーネリアンは「愛」を、蓋を開けるケースは「あなたの心は私だけのもの、ここへ仕舞ってください。」を示し、また当時は練り香水を入れるためのケースでした。
厚みのあるロッククリスタルが透明に輝くこのアンティークペンダントは、18世紀フランスの王侯貴族ならではの洗練とデリケートなセンスを持った、希少なアンティークジュエリーです。
フランス 1770年-1780年代
素材:水晶・エマイユ・カーネリアン・18金
サイズ:L5.4cm W2.7cm
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France, 1770s-1780s
Material: Crystal, Enamel, Cornelian, 18K Gold
Size: L5.4 cm W2.7 cm
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