N°1341 蜂 ダイヤモンド ルビー 19世紀フランスアンティークブローチ

フランスの19世紀、ナポレオン3世皇帝時代のアンティークジュエリーをご紹介いたします。
ダイヤモンドとルビーの宝石を全面へセットした蜂のブローチで、台座はダイヤモンドの部分は銀、ルビーの部分は18金製です。

中央に大きなオールドカットダイヤモンド、 ルビーは全部で24石、美しいピンクのルビーで、特に下羽根には楕円形の見事な石をセッティングしてあります。

幅50mm、縦31mmのサイズで、
横から見ますとわかるように、羽根や頭、足のパーツは段差をつけた立体感のある台座の作りは、19世紀中期のナポレオン3世皇帝時代に最高峰になった、緻密で高い宝飾技術を使ってあります。

後ろ面は18金製で、ブローチパーツも曲線をつけた良い作りです。
この形があるからこそ、着けたときに、立体感が映えますし、ふわりと蜂が留まったように見えます。

蜂は、フランスをはじめ古代ヨーロッパから「豊かさと幸運のシンボル」として、また形の美しさからジュエリーや紋章へ使われてきました。

美しい宝石をまとった、蜂のジュエリーはアンティークならではの素晴らしさ。
襟元へさりげなく着けられると素敵ですし、例えば花のモティーフのリングや、ネックレスやチェーンとのコーディネイトも楽しめます。

使ってある宝石だけでも価値の高いアンティークジュエリーで、ルビーの見事な色彩も魅力のブローチです。

◯ ナポレオン3世皇帝時代_19世紀中期_第二帝政時代_ウージェニー皇后_フランス

フランスの1852年〜1870年まで続いた第二帝政時代。1848年にナポレオン・ボナパルト(ナポレオン1世皇帝)の甥であるルイ・ナポレオンがフランス第二共和制の大統領となり、1851年に政権を掌握し1852年にナポレオン3世皇帝となった。皇后はスペイン貴族のウージェニーである。
自由帝政のもとで商業や金融、文化の発展に力を注ぎ、産業革命によりフランスの経済発展に大きな効果をあげ、イギリスとも協調しフランスの国際的地位を高めるなど、政治的敏腕の持ち主であった。鉄道の整備やオスマンの指揮のパリ改造計画により、中世の建造物からオスマン建築へ変化させ、道路に水を流す街路清掃システムやガス灯の整備、オペラ座、コンコルド広場といった現在のパリの姿が作られた。ウージェニー皇后の18世紀宮廷貴族好みから、ブルボン王朝の豪華な装飾品が様式として作られ、歴史主義、古代主義、ルネサンス時代様式など、古来にインスピレーションを受けたジュエリーが作られる。19世紀以降、宝飾技術が発展し、さまざまなテクニックを使った精緻なジュエリーが作られ始めたが、ナポレオン3世皇帝時代は産業革命により道具や精密機器の創作とともにより高度となった。普仏戦争による疲弊でフランス第三共和制へ移り、皇帝時代は終わりを迎える。現在、フランス繁栄の基礎を築いた時代として評価されている。

フランス 19世紀中期
素材: ルビー・ダイヤモンド・18金・銀
サイズ:L3.1cm W5.0cm
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Brooch
France mid-19th century
Material: Ruby, Diamond, 18K gold, Silver
Size: L3.1cm W5.0cm
Price : Please contact us ▽

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