N°1364 蜥蜴 デマントイドガーネット アンティークブローチ
フランスの蜥蜴(トカゲ・リザード)型のアンティークブローチをご紹介いたします。
1850年から1880年頃のナポレオン3世皇帝時代の作品です。
台座は18金製で、彫金師が彫紋様を施し、トカゲの形に作り上げたもので、緑の宝石はでマントイドガーネットです。
両目と背中にはダイヤモンドを銀フレームでセッティングしてあり、デマントイドガーネットとの色が美しいコンビネーションです。
顔や足の鱗などを精緻に彫金し、トカゲの特徴をとらえながら、ジュエリーに昇華しています。
ブローチピンを引っ掛ける留めパーツには、小さな突起が作ってあり、セキュリティシステムになっています。
ヨーロッパでは、トカゲは古くから王侯貴族の紋章として好まれてきました。
それは、見ると幸運が訪れる神の使いとされてきたことや、守り神として幸運をもたらすシンボルとなっているからです。
有名なものでは、16世紀のフランス国王でレオナルド・ダ・ヴィンチをフランスへ招き、モナリザが今パリのルーヴル美術館にある理由となったフランソワ1世の紋章の「火蜥蜴 – サラマンダー」があります。
デマントイドガーネットは、ダイヤモンドよりも高い屈折率があり、ダイヤモンドと同じく強い煌めきを見せる宝石です。
新緑の鮮やかなグリーンが魅力でもあるデマントイドガーネット、多くの石をセッティングしているのもアンティークブローチならではの作品です。
フランス 19世紀中後期
素材:デマントイドガーネット・ダイヤモンド・18金 ・銀
サイズ:L5.6cm W2.3cm
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France, mid to late 19th century
Material: Demantoid garnets, Diamonds, 18K Gold, Silver
Size: L5.6 cm W2.3 cm
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