N°0836 パピヨン 蝶々のアンティークプリカジュールブローチ

フランスの1900年前後頃アンティークジュエリーをご紹介致します。
「パピヨン」とはフランス語で蝶々のことで、
銀フレームにプリカジュール・エマイユ(※下記参照)のブローチです。
パピヨンは、19世紀後半のジャポニズムにインスピレーションを受けた宝飾家が、アールヌーヴォーや自然主義のモティーフとしてジュエリーへ作りました。

パピヨン 蝶々のアンティークプリカジュールブローチ
目にはルビー、中央にはダイヤモンド、その下にはマルキーズカットのオパールをセッティングしています。
羽根にはダイヤモンドを左右に各11石、計22石をセッティングしています。


19世紀末の、アーツ&クラフト的な宝飾師のハンドメイドを感じられるアンティークジュエリーで、ブローチピンとオパールのフレームは18金製で、ピンはパピヨンに添った曲線です。

青の濃淡から水色、緑、黄緑の色彩のプリカジュール・エマイユは、印象派の絵画のようですし、色彩の国フランスらしいアンティークジュエリーです。

良いバランスで配置された宝石がきらきらと輝き、緑の中でパピヨンが陽の光を受け舞っている風景が目に浮かぶようなアンティークブローチです。

※ プリカジュール・エマイユ 技法_細工

土台に金属を使わずに、カットした金属板やフレームの内側へ半透明のエマイユを施して焼成する七宝技法の一つ。日本では「省胎七宝」と呼ばれており、光を通すステンドグラスのような仕上がりになる。「プリカジュール」とはフランス語で「光を通す」意味であり、フランス語の宝飾用語である。小さなフレームサイズの場合は、台座を用いないで仕上げるが、大きなフレームの場合は、台座の代わりに雲母を使い焼成後に取り外す、または金箔を裏張りし焼成後に取り外すといった技術を用いる。小さなミスやエマイユの膨張、温度差や量などで焼成する際に簡単に破損するため、非常に高度な技術と経験が必要なエマイユ技法である。15世紀頃のイタリア、ルネサンス時代に完成した七宝技法である。

フランス 1900年頃
素材: プリカジュールエマイユ・18金・銀・ダイヤモンド・オパール・ルビー
サイズ:L3.0cm W3.7cm
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Brooch
France 1900-
Material: Enamel, 18K Gold, Silver, Diamond, Opal, Ruby
Size: L3.0cm W3.7cm
Price : Please contact us ▽

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