N°1371 ナンフェア ダイヤモンド&天然真珠 透かし彫金アンティークネックレス

フランスの19世紀後期~1900年頃、アールヌーヴォー期のアンティークジュエリーをご紹介いたします。
「ナンフェア」とは、フランス語で「睡蓮」のこと、妖精という意味のナンフからつけられ、水上に咲く花「睡蓮」をモティーフにしたネックレスです。

このネックレスの素晴らしいところ、それは、中央と左右にある睡蓮の彫金モティーフと、プラチナフレームにダイヤモンド飾りの、フランスのジュエリーならではの、綺麗なデザインバランスにあります。

ローテュスの彫金細工ネックレス ダイヤモンド&天然真珠 アンティークジュエリー

彫金モティーフは、花、オーナメント文様、透かし、花びらの凹凸、裏面の彫刻いたるまで、全てが宝飾彫金師による彫金で作ってあります。

睡蓮のモティーフはシメントリーのデザインで、中央のモティーフは、中央と左右に、3つの睡蓮の花が咲き、茎を交差させ、丸く開いた花紋や、花のガクや葉を装飾的に、シメントリーに配したデザインで、

透かし部分は、身につけますとよりその美しさが引き立ちます。

中央のモティーフの下には、楕円形の天然真珠が揺れるようにセットしてあります。
左右の2つのモティーフも同じ作りです。

拡大画像でその素晴らしい彫金を見てみましょう。

立体的なレリーフであること、そして透かし細工、艶消しと艶ありの表面仕上げといった見事な彫金師の仕事が見て取れますし、

その細かくデリケートな彫金の表面が、光を受けて輝き凹凸の陰影が美しく、身に付けますと透かし細工が、装いの色や肌色を通して綺麗です。

黒にはドラマティックに黄金細工が映えますし、白い背景では、睡蓮の花の清楚な美しさが印象的になります。

睡蓮のモチーフの間には、ミルグレーンを施した三角形のプラチナフレームに、ダイヤモンドをセッティングした飾りがあり、ネックレスには、総計4石のダイヤモンドがセットしてあり、18金製の彫金細工のモティーフと、プラチナにダイヤモンド飾りが、綺麗なコントラストをつけています。

チェーンの長さは39.1cm、
全て宝飾師による作りで、細長いリングと丸いリングを組み合わせた、アンティークならではのチェーンです。

オリジナルの留め具もスムーズに開閉します。

睡蓮は、古代エジプトでは命のシンボルで、神々に捧げる花として重用され、古代エジプト時代の宮殿やピラミッドの装飾に見られます。
古代エジプトでは、増水期に花開く睡蓮を生命の象徴とみなし、夕方に沈み翌朝再び水面に出て開花する姿は再生のシンボルでもありました。

生命の泉 浮き彫り 古代エジプト

 

また、睡蓮の花の登場する創世の古代神話があり、原初の泥土の中から生まれた睡蓮から、世界を創造する神の子が『美しい少年の姿で』現れたという伝説があります。
歴史的にこの文様は、シルクロード経由で遠く日本まで到達しています。

青い睡蓮とパピルス アビドス(古代エジプト)の浮彫り

 

またフランスでは、印象派の画家クロード・モネの睡蓮の絵が知られていますが、優雅さと美のシンボルになっています。

レ・ナンフェア - 睡蓮 クロード・モネ画 1906年

 

瑞々しい印象を与える睡蓮のネックレスは、ドレスアップにも日常にも着けられるアンティークジュエリーで、さまざまな時計や他のジュエリーとも似合いますし、

普段使いに、シンプルにネックレスだけをシャツやセーターの襟元へも素敵ですし、特にこのような凝った細工と、ダイヤモンドと真珠のネックレスは、身につけ方で、日常にフォーマルにと活躍してくれます。

クロード・モネの絵画を背景に

 

フランスの睡蓮は、大人の女性の方のためのナンフェアのアンティークネックレスです。

フランス 19世紀末〜1900年頃
素材: ダイヤモンド・天然真珠・18金・プラチナ
サイズ:L39.1cm x W3cm
価格問い合わせ ▽

Necklace
France, late 19th century-around 1900
Material: Diamond, natural pearl, 18 gold, platinum
Size: L39.1cm x W3cm
Price : Please contact us ▽

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