N°1606 天使カメオ ダイヤモンド シャンルヴェエマイユ ダブルフェイスアンティークペンダント

フランスの19世紀中期、ナポレオン3世皇帝時代のアンティークジュエリーをご紹介致します。カメオとエマイユ・シャンルヴェの薔薇彫金のダブルフェイスのペンダントです。

チェーン通しのリング片面には、ダイヤモンドがセッティングしてあり、リングは回転ささせることが出来ますので、カメオ+ダイヤモンド、カメオ+18金、エマイユの薔薇+ダイヤモンド、エマイユの薔薇+18金、と4タイプの見せ方ができます。
カメオは翼のある「アモル」天使で、愛の矢筒をさげ、松明と矢を持ち、雲の上を歩む姿です。

天使カメオ ダイヤモンド シャンルヴェエマイユ ダブルフェイスアンティークペンダント

天使のまとう透ける布や翼、ふわりとした雲の質感は、アゲートの色と白の層を巧みに生かした彫りで、3mmの中に表情豊かに彫ってあります。松明は光で勝利や喜び、希望と自由のシンボルで、矢は愛する人へ射ち放ち、その愛を得るという意味があります。

カメオの反対側は、薔薇の花です。
これは、シャンルヴェ・エマイユ(※下記参照)で作ってあり、18金の台座へ薔薇を凸に彫り、凹へトルコブルーのエマイユを施してあり、エマイユ焼成後は、何度も表面に磨きをかけながら余分なエマイユを除去しつつ、浮き出た文様をより綺麗に際立たせ仕上げています。

カメオのモティーフ「アモル」は「愛と美の女神ウェヌス」の子供で、古代から装飾に表されてきました。

ウェヌス女神とマルス軍神とアモル ポンペイ壁画 ナポリ国立美術館蔵 古代ローマ時代

 

薔薇はウェヌスのシンボルですので、このペンダントは愛のジュエリーと言えるでしょう。愛らしい天使のカメオと、トルコブルーのシャンルヴェエマイユの色彩の美しさも魅力の、19世紀フランスのダブルフェイス・アンティークペンダントです。

画像のアンティークチェーンは参考品ですが、似合うチェーンをご紹介致せますのでお問い合わせ下さい。

※ エマイユ・シャンルヴェ 技法_細工

土台となる金属を彫金し、凹凸をつけ、凹へ、凸の金属と同じ高さになるまで何度もエマイユ焼成をし、その上で表面の研磨を重ね、凹凸が同じ高さになるよう仕上げるエマイユ技法。彫刻のパターンによって、様々な文様を金属とエマイユで描いたように仕上がり、エマイユの色彩も単色から多色、透明から不透明まで様々なテクニックを使えるため、見た目に凝ったデザインが出来上がる。フランス語では「エマイユ・シャンルヴェ」、英語では「シャンルヴェ・エナメル」、日本では「生地彫り七宝」と呼ばれる。

※ ウェブサイト掲載中のアンティークジュエリーやオブジェのより詳細については、このページの「お問い合わせ」ボタンからご連絡下さい。実物をご覧いただけます。こちらのインフォメーションをご覧下さい。

フランス 19世紀中期
素材: ダイヤモンド・アゲート・エマイユ・18金
サイズ:L3.0cm W1.5cm
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Pendant Double face
France mid 19th century
Material: Diamond, Agate, Enamel, 18K gold
Size: L3.0cm W1.5cm
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