N°1167 ヴェルノン – 聖母マリア像彫刻 アンティークペンダント

1900−1910年頃のフランスのアンティークジュエリーをご紹介致します。
フランスの彫金作家で宝飾家の「ヴェルノン」作の聖母マリア像のレリーフをセッティングしたペンダントです。
聖母マリア像は真珠母貝に彫刻してあり、作家の刻印が左下に彫ってあります。

ヴェルノン 聖母マリア像アンティークペンダント 天然真珠 ダイヤモンド プラチナ フランスアンティークジュエリー 

ヴェルノン(1858年-1912年)は、ベル・エポックからアールヌーヴォー期に主にメダイユを作り、ルネ・ラリックの宝飾作品の顔を彫刻する彫金師としても著名でした。
ルネ・ラリックのジュエリーにある、優雅な人の表情はヴェルノンの感性と技術によって作られたもので、ヴェルノンの作る魅力的な美しい表情に惹かれ、ラリックは人の彫刻の殆どをヴェルノンに依頼していました。
フレームが、プラチナ製で天然真珠とダイヤモンドのセッティングを取り巻いてあり、

ダイヤモンドはフレームの内外両方にありますが、外側の方に少し大きめの石を使っており、内側のダイヤモンドフレームは、カメオの爪としての役割もあります。
真珠は艶やかな粒ぞろいで、ダイヤモンドと真珠母貝の白さをより際立たせてています。


チェーン通しには、ダイヤモンドをセッティングしています。

裏面を見ますと、18金製フレームが表のプラチナフレームの形に添ってレース模様のように精緻に作ってあります。

画像のチェーンは参考品ですが、このアンティークジュエリーに似合うアンティークチェーンはご紹介致せますので、お問い合わせ下さい。

※ フレデリック・ヴェルノン(1858年-1912年)彫金作家_宝飾家_メダイユ作家

ヴェルノンはフランスの彫金作家、メダイユ作家、宝飾家です。パリの国立美術学校を卒業し、1887年にローマ賞グランプリを獲得後、ローマのメディシス宮で研鑽を積み、1896年にはフランス芸術家協会のメンバーとなり、1909年には芸術アカデミー会員となっています。
優雅な人物像を得意とし、フランスの代表的なメダイユを制作、またルネ・ラリックの宝飾パートナーとして有名です。パリ造幣局美術館やフランス国立文書館では作品と資料を所蔵しています。

フランス 1900-1910年
ヴェルノン F. Vernon
素材: 真珠母貝・ダイヤモンド・天然真珠・プラチナ・18金
サイズ:L2.85cm W2.25cm
価格問い合わせ ▽

Pendant
Frédéric-Charles Victor de Vernon
France 1900-1910
Material: Mother of pearl shell, diamond, natural pearl, platinum, 18K gold
Size: L2.85cm W2.25cm
Price : Please contact us ▽

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