N°1536 アンティークブローチ・ペンダント - フランス王政復古期

フランスの1820年代から1830年代の王政復古期のアンティークジュエリーをご紹介いたします。
王政復古期とは、1815年のナポレオン1世皇帝の後に、ブルボン王朝が復活し、王朝時代の装飾が好まれ、植物文様やエマイユ、綺麗な色の宝石を使った優雅な作品が作られた時代です。(*下記参照)

このアンティークジュエリーの18金の台座は、すべて宝飾師が彫金で作り、その表面に植物文様を彫って作り上げたものです。

そこへ、中央にアメジスト、周囲にピンク色の石のローズトルマリン、アクアマリンをセットしています。

表面はルネサンス時代様式の植物紋様を、細やかに彫金してあり、

巻紙型の透かしや、高低差をつけたボリュームのある形や、綺麗な色の宝石を、黄金の台座へはめ込んだ華やかなデザインから、15 – 16世紀のルネサンス時代の美術様式からインスピレーションを受けていることがわかります。

そしてこのブローチは横、縦、斜めなどさまざまな方向で着けられるうえ、ペンダントにもなるジュエリーです。

後面を見ますと、ブローチパーツは左右から着脱可能なつくりになっており、ペンダント用のリングは、ブローチとして着けるときには、内側へ入る位置にセットしてあることがわかります。

幅53mm、縦33mmの横長のジュエリーですが、フレームはバランスを考えて作ってあり、ペンダントとして着けても安定感があります。

(チェーン:参考品)

 

首元へ、あるいは長めのチェーンでも素敵です。

アンティークジュエリーならではの形や精緻な彫金細工、宝石の豊かな使い方が魅力の、フランスの王政復古期のブローチ・ペンダントです。

アンティークブローチ ペンダント フランス王政復古期 1820-1830年代 アメジスト・アクアマリン・トルマリン・18金 ルーヴルアンティーク アンティークジュエリー&オブジェ専門店

◯ フランス王政復古時代_19世紀前期_シャルル10世王_ルイ18世_ルイ・フィリップ王

1814年のナポレオン1世皇帝の失脚後、1830年まで続いたブルボン王朝による立憲君主制。
まずルイ18世が復位した。ルイ18世は18世紀前期のルイ15世の孫で、兄はルイ16世、1755年にヴェルサイユ宮殿で誕生する。逝去後の1824年に弟のシャルル10世が続いた。シャルル10世王はマリーアントワネットとも仲良く、もっとも王らしい王と言われる。
1830年までの王政期には、18世紀のブルボン王朝様式やマリーアントワネット好み、中世、ルネサンス時代様式が復活し、ネオ・ゴシック、ネオ・ルネサンスといった工芸美術が流行する。1830年にはオルレアン王朝のルイ・フィリップ王が即位し1848年まで在位した。
一般には、1814-1848年を「フランス王政復古時代」と呼ぶ。

フランス 1820-1830年代
素材: アメジスト・アクアマリン・トルマリン・18金
サイズ:L3.3cm W5.3cm D1.25cm
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France, 1820s-1830s
Material: Amethyst, Aquamarine, Tourmaline, 18K Gold
Size: L3.3cm W5.3cm D1.25cm
Price : Please contact us ▽

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