N°1621. 透かし彫金細工 18金製アンティークロングネックレス

フランスの19世紀後期から1900年頃の18金製アンティークロングネックレスをご紹介いたします。
長さは158cm、全て宝飾師がハンドメイドで作ったロングチェーンネックレスです。

このロングネックレスの魅力は、見事な透かし彫金細工の大小の2つの違うモティーフが、158cmの長さ全体に連なっていること、そしてその総数と大変細やかで、重厚な作りと、大小モティーフをつなぐインフィニティ型リングにあります。

まずは透かし彫金細工から、
「透かし彫金」とは、18金板を宝飾用糸鋸(イトノコ)で模様に沿ってカットし、透かしを作ってから、カットした角を宝飾用の非常に細かいやすりで磨き上げ、なめらかに仕上げる宝飾技法のひとつです。

このソートワールの大小モティーフは全て、この方法で作ってあります。
大モティーフサイズは縦17mm、幅7mm、厚み1mmで、楕円形のフレーム内へ、シメントリー(対称)にデザインした植物紋に沿って、18金板をカットし、この透かし紋様を作っています。

小指の先より小さいフレームへ、金属である18金をカットしてこの透かしを作っています。
360度、表裏は無く、どこから見ても綺麗です。

どれも一つ一つを宝飾師が作り上げていますから、20倍に拡大しますと、ほんのわずかに一つ一つの表情が違って見えるのがわかります。

拡大しますと、このカット技術の凄さがわかります。
それは、厚み1mmの18金板をカットするときに、支えなく円型の透かしを作っていること、

そして30倍に拡大しますと、カットした後に角を非常に細かいやすりで磨き上げている姿が見えることにあります。

これは、まともなルーペがなかった時代の宝飾技術ということにも驚きます。
今ではもうこのような技術は無く、創作もありません。
そのうえ大モティーフの総数は31パーツあります。

この同じ技術で、大モティーフの間にセットした小モティーフを作っています。

小モティーフサイズは縦7mm、幅5mm、厚み1mmで総数32パーツ、フレーム内に8の字型の透かし紋様を作っています。

そして小モティーフの8の字型は、透かしモティーフをつなぐ「インフィニティ型リング」と紋様がリンクしているのです。

「インフィニティ」とは、「永遠」のことで、形は細身の8の字型、切れることなく永遠に続く形で、インフィニティの中央には、リングをセットしてあります。
そして「インフィニティ」は縦5.5mm、幅3.5mmの楕円型リングでつないであります。

永遠のシンボルが、小モティーフとチェーンにあり、大モティーフにも上下に円型を透かして繰り返しています。
そのさまざまな表情が、凝った作りを感じます。

留め具はこちら、外径10.5mmで開閉もスムーズです。

フランス18金刻印(鷲の頭型)が、引き輪へ通すリングに繋がっているリングに2ヶ所、引き輪の横のリングに1ヶ所あります。

透かし細工をふんだんに連ねたソートワールは、面で光を受けて細やかに輝き、角度によって陰影が出て、着ける人を魅力的に見せてくれます。

( ※ 着用イメージ )

 

このような繊細な仕上げはフランスのアンティークジュエリーならではで、158cmありますので、2連で揃えて装えるのも魅力ですし、3連もつけられます。

さらりとTシャツやニットへ、普段使いにも素敵ですし、腕時計や、リングなどと組み合わせて着けますと、華やかな場所へも似合います。

とても彫金細工の凝った、そして重厚な作りで、男女問わずお着けいただけます。
ロングネックレスを多々ご案内していますが、ご紹介がほぼない希少なロングチェーンネックレスです。

ルネサンス時代のレース細工のような、19世紀フランスの、透かし彫金アンティークロングネックレスです。

フランス 19世紀後期 - 1900年頃
素材:18金
サイズ:L158cm
価格問い合わせ ▽

France, Late 19th century - circa 1900
Material: 18K Gold
Size: L158cm
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