N°1320 ルネサンス時代・ペガサス アンティークペンダント

1500年代末〜1600年代、ルネサンス時代のアンティークジュエリーをご紹介致します。
ペガサス(ペガススとも言う)がモティーフの18金製ペンダントです。

ルネサンス時代のペガサスのアンティークジュエリー

胴体には白、他には赤、青、黒のエマイユを施してあり、翼と胴体、ペンダントのパーツにはテーブルカットのルビーがセッティングされています。
360度どこから見ても立体的な彫金で作ってあり、翼、尻尾には、非常に細かい槌打ちによる艶消し装飾がほどこされています。

エナメルとルビーのペガサスのアンティークジュエリー

さて、ペガサスとは?
ご存知の方も多いのではないでしょうか、古代のギリシャ神話にある、有翼の馬のです。
神話では、神々の王ジュピター黄金の雨に姿を変えて人間のダナエが生んだ半神半人の英雄「ペルセウス」が、メデューサの首を打ち落とした時に吹き出した血から誕生したと伝わっています。
もう一人の英雄ベレロポーンがシメールを退治した時に乗ったのもペガサスでした。
また、曙の女神アウローラが乗るのもペガサスで、世界に夜明けを伝える馬なのです。

数々の神話に満ちたペガサスは、芸術家たちのインスピレーションのもとになり、古代からモザイクや彫刻、絵画に表現されてきました。

ベレロポーンのシメール退治 古代ローマ時代 モザイク製

 

また、古代の考え方が復活したルネサンス時代には、想像の動物がモティーフに多く表されています。
中でもペガサスは天駆ける馬という躍動的で輝かしいイメージがありましたから、王侯貴族たちに好まれました。

ペガサスにまたがる名声のシンボル像 アントワーヌ・コワズヴォ作 ルイ14世王室注文作品1701~1702年 ルーブル美術館蔵

今でもルネサンス時代の絵画の中に、このようなペガサスのジュエリーを見つけられます。

少し太めのチェーンや組紐コードで着けられると素敵なアンティークジュエリーです。
画像のチェーンは参考品ですが、このペンダントに似合うチェーンをご紹介いたしますのでお問い合わせ下さい。

フランス 16世紀末〜17世紀
素材: ルビー・エメラルド・サファイア・天然真珠・エマイユ・18金
サイズ:L5.1cm W3.2cm D0.85cm
価格問い合わせ ▽

Pegasus pendant
Renaissance era
France late 16th-17th century
Material : Ruby, Emerald, Sapphire, Natural Pearl, Email, 18K Gold
Size : L5.1cm W3.2cm D0.85cm
Price : Please contact us ▽

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