2020年3月29日 最新情報

アンティークジュエリーをもっと詳しく知るために 〜お知らせ

※ 3月29日、アンティークジュエリー辞典へ加筆致しました。
当店でお取り扱いをしているアンティークジュエリーとオブジェについてより詳しく知っていただくために、以下のページを公開致しました。アンティークならではの名称や呼び方、有名な、また知られざるジュエラーや、名も残さなかった宝飾師たちが活躍したメゾンをはじめ、フランスやヨーロッパの歴史から生まれた驚きに満ちた事柄などをご紹介してまいります。
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◆ アンティークジュエリーの種類
アンティークジュエリーの種類を紹介しているサイトページ

◆ アンティークジュエリー辞典  様式・素材・技法・時代
アンティークジュエリー辞典

◆ 宝飾メゾンA to Z  ジュエラー・宝飾師・作家
アンティークジュエリー メゾン 宝飾師 宝飾作家 ジュエラー

未だ掲載していない沢山の事柄や作成中のところは、これからより充実させてまいりますので、時々ご覧になってみて下さい。

※ 言葉の検索方法
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月長石 〜ルーヴルアンティークのモノローグ

某日、古代ローマ時代の博物学本を読んでいると「ムーンストーン」について書いてありました。
アンティークジュエリーがお好きな方なら「ムーンストーン」と聞くと、どんな宝石かすぐにお分かりになるのではないでしょうか。
英語名そのままに、フランス語で「ピエール・ド・リュンヌ(月の石)」日本語で「月長石(げっちょうせき)」と言い、光るけれど、夜空に輝く月にのように柔らかい輝きがとても神秘的で、多くはカボションカットにし、色と光を楽しむ宝石です。
中でも特に美しいのは、インクルージョンの無い青みがかった乳白色と言われ、内側から光を放つような石。

ムーンストーン アンティークジュエリー 宝石 月の石 月長石

アンティークジュエリーでは、ブローチやネックレス、カメオやインタリオ、珍しいところではカフスボタンが見られます。カフスボタンが特に珍しい理由は、石の質と色を4石(あるいは2石)全てを綺麗に揃えるのが難しいからです。
また、ムーンストーンは「シラー効果」がある石です。通常、宝石の色や輝きは、光が石の中へ入り出ること(直接反射)によって見えるのですが、ムーンストーンの場合は、入った光が内部の層でお互いに反射し変色が現れます。それが「シラー効果」で、直接反射と内部反射が複雑にからみあい、あの月光のような柔らかな輝きが放たれるのです。

ムーンストーン 宝石 アンティークジュエリー

ムーンストーンは、古代ローマ時代にはすでに知られていた宝石でした。当時の博物学者は、「この宝石は月の光によって大きさが変わる」「月の光で作られた」と記し、「直感力を高める」「調和と愛」の石として神殿に供え聖職者たちが身につけたそうです。
見れば見るほど引き込まれそうな美しさは、まさに月の光にふさわしいもの。
人が月に降り立って半世紀が過ぎても、太古から何億年もかけて地球がいろいろと混ぜ合わせて作った神秘的なもの、いつの時代も人間がその魅力に惹かれる存在、その一つが宝石なのかもしれません。
好きな石は自身が持つ輝きと同じと言われますが、皆様はどんな石がお好きでしょうか?

Monologue -  モノローグとはフランス語で「ひとり言」のこと

ニュースレターVol.9 配信

3月12日、《 ルーヴルアンティーク ニュースレターVol.9 》を配信致しました。
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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 〜展覧会情報

2020年3月より、東京の国立西洋美術館で「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が開催されます。ルネサンス時代から19世紀の印象派までの絵の展示で、イギリス国外で初の開催になり、どれも日本初公開だそうです。主な作品は、ゴッホの「ひまわり」、レンブラントの「34歳の自画像」など、ヨーロッパの絵画史の中でも、多くの人々が聞いたことがある名画の展示があります。

ロンドンナショナルギャラリー展 ゴッホ ひまわり 国立西洋美術館 2020年
ナショナルギャラリー前 _ ギャラリー内 _ ゴッホ作ひまわり

 

フランスのルーブル美術館やロンドンの大英博物館をはじめ、ヨーロッパの美術館は、いにしえの王侯貴族のコレクションが、のちに美術館になったところがほとんどです。しかしロンドンの「ナショナル・ギャラリー」は、世界で初めて、富裕な市民階級の人々がコレクションを持ち寄って、1824年に作った絵専門の美術館です。ここでは、19世紀の大英帝国の歴史上かつてない経済発展と市民による新たな美意識がうかがえるのも魅力です。3日現在、諸事情により開幕が延期していますが、晴れて開催となれば、明るい黄と緑のシンフォニーの「ひまわり」に会いに、お近くの方も、東京へお越しになる機会がある方も、是非お運びになってみられては如何でしょうか。

会場:国立西洋美術館 ウェブサイトへ
会期:2020年3月3日(火)~2020年6月14日(日)※ 3月3日時点で開幕延期中、今後の日程は美術館ウェブサイトをご覧下さい。
開館時間:9:30~17:30 毎週金・土曜日:9:30~20:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、3月30日(月)、5月4日(月・祝)は開館)

続いて同時に、新館「版画素描展示室」では、内藤コレクション展Ⅱ「中世からルネサンスの写本 祈りと絵」があり、常設展の観覧券や「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の観覧券で入場できるそうです。

内藤コレクション展Ⅱ「中世からルネサンスの写本 祈りと絵」

15〜16世紀フランス、イギリス、ネーデルランド圏の細密画リーフの展示で、手彩色と金銀を使ったヨーロッパ細密画は、アンティークジュエリーに通じる細やかさがあり、古い時代のジュエリーやオブジェがお好きな方なら、ご興味を持たれるかもしれません。こちらもお薦め致します。

2月のコレクション展のご案内

この度、下記の日程でパリから届く新着のアンティークジュエリー&オブジェのコレクションを展示致します。

2月26日(水)〜29日(土) 12時〜19時
※ 初日午前中以外はご予約により時間外も開店いたせますのでご一報下さい。

お手数ではございますが、ご予約来店の場合もございますので、事前にご希望来店日時を お電話(03-5918-7021)またはお問い合わせフォームからご一報いただけますと、ゆっくりとご覧いただけますのでお薦め致します。
春の兆しを感じられる頃に、輝くダイヤモンドや綺麗な色のアンティークジュエリーをご覧になりに、どうぞお運び下さいませ。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

ニュースレターVol.8 配信

2月8日、《 ルーヴルアンティーク ニュースレターVol.8 》を配信致しました。
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鎖  – くさり 〜ルーヴルアンティークのモノローグ

《 鎖  – くさり 》と聞いて何を思い浮かべますか?
アンティークジュエリーにもたくさんの鎖がありますし、ネックレスとして、日常にさりげなく身につけていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
鎖はフランス語で「シェーン – chaine」、英語でチェーンと言いますが、ヨーロッパでは、つながりや絆、連帯を意味し、いにしえからジュエリーはもとより建築や装飾に使われているモティーフで、古代ギリシャ神話の運命をつかさどる女神アナンケーのシンボルにもなっています。

ギリシャ神話 アナンケー 運命

私達が日々生きていく中で、何かことが起こったり、自然に任せているだけでなるようになったり、まるで最初から決められていたように、結論がでることがありますが、それは女神アナンケーによるものと信じられてきました。
つまり、人間の力ではどうにもならない、何か大きな力によって動かされているという「宿命」の考え方で、思いがけない出会いなどもその一つです。
ギリシャ語のアナンケーをラテン語にしますと「ネケシタス necessitas」ですが、ラテン語源のフランス語で「必然的なこと」は「ネセセール nécessaire」、よく似た綴りでわかるようにアナンケーと同じ意味になっています。

また、チェーンは最も古い時代から人々が身につけてきたジュエリーの1つで、現在のイランやイラクあたりにあった古代バビロニア王国では、黄金の鎖で身を飾ることを、ことのほか好んでいたそうです。それはチェーンは神聖な装飾品とされていたからでした。
数千年前から愛されてきたチェーン、それは家族、友情、愛情、物とのつながり、そして神々とのつながりとして大切なシンボルであったとフランスの考古学者が語っています。

古代バビロニア 黄金のチェーン 鎖

当店でご紹介しているアンティークには、華奢なチェーン、豪華なチェーン、凝った細工のチェーン、それぞれに魅力があります。
宝飾師による細工によって、一つ一つ作られてきたチェーンは、長い時間をかけて今まで残ってきた「運命のつながり」のよう。
私たちルーヴルアンティークも、良いフランスのアンティークチェーンを日々探索し、シルクロードならぬスカイロードで地球を半周し日本へご紹介していますが、ときどき女神アナンケーが出会いをつかさどっているのでは?と感じることがあります。
お手持ちのチェーンもきっと、あなたの知らないところで素敵なつながりをもたらしているかもしれません。
さて、今から私も手持ちのチェーンを軽くクリーニングして、より良い絆をいただけるよう、いたわりたいと思います。

Monologue -  モノローグとはフランス語で「ひとり言」のこと

ニュースレターVol.7 配信

2月1日、《 ルーヴルアンティーク ニュースレターVol.7 》を配信致しました。
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1月29日(水)の開店時間について 〜お知らせ

誠に勝手ながら、所用により29日(水)は午後1時30分から開店致します。ご迷惑をおかけ致しまして大変申し訳ございません。どうぞよろしくお願い申し上げます。

ハマスホイとデンマーク絵画 〜展覧会情報

1月21日(火)より東京都美術館にて、デンマークで世紀を超えて愛される画家「ヴィルヘルム・ハマスホイ(1864-1916)」の展覧会が始まります。
19世紀後期を生きた、北欧の静かな大器と呼ばれるハマスホイの絵は、なんでもない風景、室内や身近な家族や友人たちの姿や読書の肖像を、北の国独特のシックな色彩で描いています。パリでは昨年の春に、ジャックマール・アンドレ美術館で、フランスで初めての展覧会が開かれ、連日満員の盛況でした。白や銀、灰色、黒を基調にした色彩で、

ハンマスホイ デンマーク 
ドローイングルームの陽光 III 1905年 ハマスホイ画

 

「孤高」「静謐」「光」の芸術家として、北欧のフェルメールとも言われ、絵を前にしますと、淡い光に満ちた室内の絵には、贅沢な時間が流れ、心地よい幸福感があふれるのを感じました。
お近くの方も、東京へお越しになる機会がある方も、是非お運びになってみられては如何でしょうか。

会場:東京都美術館 ウェブサイトへ
会期:2020年1月21日(火)~2020年3月26日(木)
開館時間:9:30~17:30 / 夜間開室金曜日、2月19日(水)、3月18日(水)は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
休館日:月曜日、2月25日(火)
※ 巡回展    山口県立美術館 ウェブサイト 2020年4月7日(火)~6月7日(日)

パリでの展覧会の様子をご覧いただけます。(仏語 2分52秒 音が出ます)

子 〜ルーヴルアンティークのモノローグ

お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?パリは冬のバカンスが終わり、灰色の空に木々のシルエットが黒く浮かんでいます。
さて今年の干支は「子」、色の世界では「ねずみ」色と言いますと、まず単調なモノクロームを思い浮かべますが、フランス語では「グリ」英語では「グレイ」と呼び、エレガントな美しい色として好まれています。
日本では「ねずみ」色が繁栄したのが江戸時代の1700年代中頃。当時、大変厳しい奢侈禁止令がありました、つまり華やかな色は禁止というわけです。
しかしそこは粋な江戸っ子、禁じられたからといってお洒落はやめません。
お上が禁じるなら、よし、こちとらはその裏をかいてやろうじゃないか!と言ったかどうかはわかりませんが、人々はねずみ色、藍色、茶色といった地味色に関心を持ち、生まれたのは「四十八茶百鼠  - しじゅうはちゃひゃくねず」。
町衆の粋心が多彩な「ねずみ」色を作り、その微妙な美しさを日本中が味わうようになったそうです。
さてヨーロッパでは「グリ - 灰色」は、最古の色名の一つであること、そして北欧やドイツなどの北ヨーロッパでは太陽の輝く季節が短く、一年を通して光が弱いからでしょうか、その語源が「夜明け」を意味する言葉に由来しています。

グレイとバラ色の雲がたなびく夜明けの空 

中世フランスでは、グレイは悲しみの色でしたが、15世紀の奢侈禁止令により、黒とともに流行色になりました。
このあたりは江戸時代と似ており、それ以来フランスでは「グリ・スーリ - ねずみ色」は落ち着いたシックな色として好まれ、アンティークジュエリーやオブジェにも、モノトーン描法の「グリザイユ」というエマイユやミニアチュールのジャンルがありますし、古い時代の銀台のダイヤモンドの、鋼鉄のような深い輝きもアンティークの魅力になっています。

フランス貴族のグレイの装い 犬を連れた男性 宮廷貴族の刺繍の上着 貴婦人のグレイと白の刺繍入りドレスと揃いの靴

子年の2020年は、神を助けた福ねずみにあやかりグレイに注目、ご紹介したくなるようなグレイを見つけたらここへ公開してまいります。そういえば、フランスのマダムのような雰囲気をお持ちの素敵なお客様からいただいた花瓶は波打つガラスのグレイ、あらゆる花と似合いますが、松の内は新春らしく白い花を飾っています。
上にご紹介のハマスホイ展でもモノトーンが会場を彩りますが、皆様は、どんなニュアンスグレイがお好きでしょうか?

Monologue -  モノローグとはフランス語で「ひとり言」のこと

新春のご挨拶

2020年1日1日、新年あけましておめでとうございます。旧年中はご愛顧を下さり誠にありがとうございました。
令和2年は子年、古中国から伝わった十二支の1番目の干支での始まりです。
日本の古事記には、ねずみが大国主命(おおくにぬしのみこと 〜大黒様)の危ないところを助け、のちに神使になった話があり、世界では福をもたらす繁栄のシンボルである子年の2020年、皆様にとってより希望に満ちた年となりますよう心よりお祈り致します。

年始は1月8日(水)12h30~ から開店致します。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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